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DATE: CATEGORY:城館探訪
台風が去り、微妙な曇り空の下、性懲りもなく吾那蜆城の調査をすべく越生町に侵入する。その前に以前立ち寄った城に訪れてみる

越生氏館
●越生氏館→南北朝時代に北畠顕家を討ち取ったとされる越生氏の居館。武蔵七党の一つ児玉党の出身で、越生を領地として当地に居館を作った。この写真の場所には土塁らしきものがあり、さらに山側には櫓台とも思える平場がある。北側の見晴らしは良好。

高取城遠景
●高取城→上の越生氏の詰めの城として作られたとされる山城。標高は170m程で、真後ろの大高取山に包まれているような遠望をしているため、単独の撮影が難しい城。ちっと濡れてる坂でこけてしまった。

黒岩氏館
●黒岩氏館→越生氏の支族である黒岩氏の館跡。現在は五大尊の前の境内になっている。町お手製の「黒岩氏館跡」の碑もあり、遺構があればかなり良い場所である。きっと5月にはツツジが綺麗な場所なのであろうのう。

鳴瀬氏館
●鳴瀬氏館→越生町の北側の弘法山の麓にあったとされる館跡。現在は寺の境内になっていてどれか不明ではあるが、興味を引く平場が点々とある。


田代氏館
●田代氏館→今回の探訪で一番消化不良を起してる館跡。尾根上にありそうな気がするのだが、民家の敷地内になるために今回は遠くから眺めて終り。また来る必要がありそうだ。

堂山館
●堂山館→児玉雲太夫館とも言われてる館で、現在の最勝寺であるとされている。
しかし、近くの住宅化が進んでいて、遺構を測定するのは不可能であるかもしれない。また最勝寺の境内を調べられるとまた違った結果がわかるのであろうが・・・。

越生の城山
●城山→堂山地区にある地名で、山すそを城山と呼ぶ地形があったので、気になって行ってみる。しばらく山を進むと山中に謎の平場があり、明らかに人の手で削平されたような場所があった。水の便が良いので昔の耕地の可能性もあるが、ここもなんらかの遺構があった可能性は0ではない。現在杉の木が自生している。

城山と思えし場所の平場(祠付き)
それだけでは不自然な点があったので、車で尾根上まで行き、そこから藪を潜って山頂付近にいってみた。すると地名は上谷になるが、単独峰で山頂に平場があった。尾根には堀はなく、小さな祠がある程度である。下の平場の見張り台の役割をしていた可能性もあるが、地形的に眺望は効かない場所にありそうだ。


龍穏寺
それから龍穏寺に行ってみる。山中にあって谷川が岩を削りながら流れていて、その音色が寺の雰囲気をより荘厳なものにしている気がした。

それから山へ進んで行き、飯盛山と羽賀山の尾根続きへ行く。ここもホリキリという気になる地名を見つけたからである。行ってみるとそこには堀らしいものはある、しかしこれを堀切とは断言できない。なぜなら峠道になっていてその際に削られた尾根の可能性が極めて高いからである。西側に小さな堀切、東側には大きな堀切が山道を作る為に作られたが如くある。しかし、平場が見つからず、かろうじて羽賀山に狼煙用の穴と思える直径50cmの穴を見つけることしかできなかった。この山も見通しのよさから狼煙台の役割を果たしていても不思議ではない。標高が566.5m。

●橋倉城→埼玉県比企郡都幾川村大野にある館跡。詳しい調査をしてないのでわからんが、舟の沢という地名からも山腹にありながらも水には困らない地帯だったのだろう。今はその遺構も畑となって、民家もある。標高が推定5~600mなので見晴らしはかなり良い。

●(推定)吾那蜆城→吾那地区にあり、山の尾根上にありながら不思議な平場が広がる場所。杉の成長振りをみると明らかに100年以上まえには使われなくなっており、平坦地も5m×20mの平場が緩やかな斜面につくられているのが不思議。北側の林道を降りると丁度太田道真ゆかりの龍穏寺に出るので、まったく関係はないといえないだろう。先に挙げた羽賀山とも沢を挟んで向かい合っているので、正丸からこの場所を経由して羽賀山に狼煙で伝えていた可能性は充分ありえる。もちろん狼煙を上げるだけの施設だから平場だけで充分だった可能性は高い。

なんて山道をトータルで5時間しか歩いていないはずなのに足が痛い。体を鍛えないと山城を探訪するなどできぬのう。



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